新米マーケッターのグルメ日記

日々の食事や旅先での料理や地理、伝統など、グルメ周辺だけでなく幅広く記事を執筆予定です。

【読書ログ】入社一年目の教科書

普段は滅多にビジネス書を読まないが、今回はこちらをオススメされたので、ちょっと読んでみた感想をば。


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こちらの書籍は、ライフネット生命保険株式会社の社長である岩瀬大輔氏の著書。

ご自身の経験をもとに、新入社員のみならず、若手社員向けに社会人としての心得を説いたもの。

全部で50の項目に分かれており、ひとつひとつがとても短く簡潔にまとめられているので、3時間ほどで読み切れてしまう。

内容の是非はさておき、この考えが自分に合いそうだというものだけでも見つけ出せれば御の字か。


個人的には、23項目の、"目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ"の内容が印象的だった。

手始めとして財務諸表を読み込むことをすすめ、自社がどのようにお金を調達し、どこに投資し、どんなリターンが得られているのか、その理解から深めよというのだ。また、過去5年間のものと比較して事業が成長しているのかシュリンクしているのか、それについての考察の必要性も述べられている。

自分の仕事という視点は極めてミクロスコピックであるが、マクロ的な視点も不可欠である。研究においても、研究分野の流行り廃りを知ることや、自身の研究の資金がどのような目的で獲得されているものなのか、またその資金による研究はどのようなリターンが必須であるのか(論文化や発表など含む)、マクロ的な視点が研究の方向性や道しるべとなることは往往にして多い。

その意味でこの項目は関心が高かった。


また、単純に面白かったのは、著者がわずか5日で税と社会保障について調べあげコメンテーターとして出演した話である。この話には、それまでのメソッドが詰められており、ある意味実践方法として参考になりそうだ。

最近ちょっと興味が湧いてきた分野があるので、少し真似してみようと思う...